LOVE SONG COFFEE
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ストロベリーや熟れたパパイヤを思わせる、濃厚な果実感。
夏の夜、ひとりで思い出をたどる時間に。
夜風が入ってくる時間
日差しの強かった一日も暮れ、
窓を少し開けると、ひんやりした夜風がすっと滑り込んでくる。
グラスやカップを片手に、ぽつり、ぽつりと言葉を落とす夏の夜。
そんな時間にぴったりのコーヒーができました。
あの日、あの夏、あの時間。
なぜか切ない響きを伴うこれらの言葉。「夏」って、眩しくて、エネルギッシュで、楽しい思い出とセットの季節だからかもしれませんね。もう戻らないと分かっているのに、ふとした瞬間に、あの人の笑い方だけ妙に鮮明に浮かんでくる。
このコーヒー、インパクト抜群で個性的です。ひと口で、ぐっと距離を詰めてきます。熟れた果実の甘さが口の中いっぱいに広がって、そのあとに、リキュールのような芳醇さがゆっくり降りてくる。甘いのに、どこか胸の奥がきゅっとする。そんな味わいです。
ガツンとくる赤い果実のインパクトは、けだるい朝の目覚めの一杯にもよく効きます。冷房で乾いた喉に、ひと口。まだ半分眠っている頭が、赤い果実の鮮やかさでぱっと切り替わる。
眠る前の夏の夜に、そして夏の朝の一杯目に。どちらのシーンにもおすすめです。
標高2,300メートルを超える、シダマの高地から
このコーヒーの土台には、エチオピア・シダマエリアの標高の高さがあります。
エチオピア・シダマエリアの豆は、柑橘やスパイスの感じがあり、豊かなボディが出やすい産地と言われています。今回のロットが育つのは、標高2,320〜2,400メートル。富士山の頂上に迫るような高さです。この標高では、昼と夜の気温差が大きくなります。日中に太陽を浴びて実った果実が、夜の冷え込みでぎゅっと引き締まる。これを収穫まで何度も繰り返すことで、コーヒーの実は時間をかけて糖分を蓄えていきます。
急いで育たない場所で育った豆は、味に密度が出る。標高という数字の裏側には、そんな時間の積み重ねがあります。
2020年、エチオピアの頂点に立った人がつくる豆
こちらのロットは、2020年エチオピアCup of Excellenceで優勝したニグセ・ゲメダ・ムゲ氏が手掛けるものです。
Cup of Excellence(通称COE。その年に収穫されたコーヒーの中から、国際審査員が最高品質のロットを選び抜くコンテスト)で1位を獲るというのは、その年のその国で、いちばん美味しいコーヒーをつくったと認められること。国中の生産者が出品する中での頂点です。
密閉タンクの中で、香りが濃くなっていく時間
この豆の個性を決定づけているのが、アナエロビック・ナチュラル精製です。
アナエロビック・ナチュラル精製とは、赤く熟したコーヒーの実を、密閉タンクの中でしばらく発酵させてから、実をつけたまま乾かし、種を果肉から取り出す方法です。
通常のナチュラル精製では、コーヒーチェリーをそのまま天日干しにするため、果肉の甘さが豆にうつりやすいのが特徴ですが、そこからさらに一歩進めたのが「アナエロビック」(嫌気性発酵=空気を入れずに発酵させること)。酸素に触れさせないことで、発酵の進み方そのものが変わります。香りや甘さが通常よりも強く出て、ワインのような複雑な表情が生まれます。
74158品種が持つ、花や桃、アプリコットといった赤っぽい甘さが幾重にも重なり、そこに濃厚な果実感、ワインのような奥行き、熟したフルーツの色気と、発酵由来の妖艶さが引き出されました。
ストロベリーや熟れたパパイヤの果実感、リキュールのような芳醇さ——夏の夜、熟れた果実、甘さと湿度、そしてほんの少しの切なさが、ひと口のなかにぜんぶ溶けているような色っぽいコーヒーです。
過ぎてしまった夏も、こんなふうに濃く甘く残るのなら、悪くないですよねぇ。
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♫ Beans Data 焙煎度:浅煎り FLAVOR NOTE
Origin : Ethiopia |
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(一度にいっぱい作りたい方は各量を倍にしてください) |
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