LOVE SONG COFFEE
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カモミールの柔らかさと、ネクタリンの甘酸っぱさ。
早朝の静けさに、前を向くための一杯を。
夜が明けきる前の、数分間
夏に向かう日々。
夜が明け、あっという間に蒸し暑い時間が始まってしまう前の、ほんのわずか一瞬の心地よい早朝の時間は、自分自身を新しくさせてくれる時間のようです。
昨日は疲れていて、ついそっけない態度をとってしまった。
自分でもわかっているのに、後悔を残しながら眠りにつくような日。
ありますよねぇ。
それでも、昨日の後悔や心の熱は、この朝の静けさが一度やさしくリセットしてくれます。
昨日がどんなに1日だったとしても、
そしてこのあと、どんなに太陽が強くなろうとも
飲み終える頃には、前を向いてやり直せる。
また新しい時間を、つくっていける。
そう信じられる、甘酸っぱくもじわっと力の湧くコーヒーです。
寝起きのまだぼんやりした頭と心に、そっとスイッチを入れてくれる。そんな早朝の一杯におすすめです。
自然林と共生する、イルガチェフェの森
そんな時間を生み出す、こちらの豆についてご紹介します。
エチオピア南部、ゲデオ県イルガチェフェにあるハルスケ村。この地域では、自然林のなかにコーヒーの木が植わり、必要なところには人の手を加えながら、なるべく自然に近い環境でコーヒーが育てられています。
この地でよく見られるのは、まるで傘を広げたように枝を伸ばすコーヒーの木。周りの木々と同じ木陰の中で、コーヒーチェリー(コーヒーの果実)は、ゆっくりと時間をかけて赤く熟していきます。標高2,000〜2,200m、酸素の薄い高地のひんやりとした空気が実の成熟をじっくりと引き延ばし、複雑な甘さと香りを育てていきます。
一粒ずつの手作業が生む、透明感
収穫は、ハルスケ村の小規模農家(スモールホルダー)の皆さんの手によって行われます。1本の木から実るチェリーは、熟すタイミングがまちまち。だからこそ、赤く熟したものだけを一粒ずつ選びながら摘み取っていく、根気のいる作業が続きます。
収穫後も気は抜けません。未成熟の豆やキズのある豆を、ひとつひとつハンドピックで丁寧に取り除いてくださっているからこそ、雑味のない、透明感のあるクリーンな後味が生まれます。名前の付いた大きな農園ではなく、顔の見える小さな農家さんたちの積み重ねが、この一杯を支えています。
天日でじっくり、ナチュラル精製
この豆は、ナチュラル精製(コーヒーの実を果肉ごと乾燥させてから脱穀する、発酵由来の甘さが出やすい精製方法)で仕上げられています。収穫したチェリーは、果肉も種もそのままの状態で天日にじっくりと干されます。太陽の下で数週間かけて乾燥していく間、果肉に含まれていた糖分が少しずつ種のほうへと染み込んでいく。まるで果実が、自分の甘さを豆にゆっくり手渡していくような時間です。
この工程があるからこそ、ウォッシュド精製(果肉を洗い流してから乾燥させる精製方法)では出にくい、発酵由来のやわらかな甘みとフルーティーな香りが生まれます。乾燥中は天候やカビに気を配りながら、こまめに実をかき混ぜる必要があり、決して手間のかからない工程ではありません。その丁寧な管理があってこそ、雑味のない澄んだ甘さにたどり着けるのです。
カモミールとネクタリンが描く、やさしい余韻
一口飲むと、まず広がるのはカモミールティーのようなやわらかな香り。そのすぐあとを追いかけるように、ネクタリンを思わせる淡くみずみずしい甘酸っぱさが顔を出します。喉を通り過ぎたあとには、ナッツのような穏やかな香ばしさがふわりと残ります。
浅煎りと聞くと、キリッとした酸味を思い浮かべるかもしれません。でもこの豆は、口当たりがまるく、やさしく広がっていくタイプ。飾らないのに、ちゃんと美しい。大切なものを、ちゃんとわかっている。そんなまっすぐなあなたのための一杯です。
今日という日を、もう一度やさしく始めたい人へ。
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♫ Beans Data 焙煎度:浅煎り FLAVOR NOTE
Origin : Ethiopia |
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